イベント概要
今回のイベントは、Microsoft Power Automate Desktop をテーマに取り上げ、 Microsoft Base Nagano では初となる、参加者に実際にフローを作成いただくハンズオン形式で開催いたしました。
Power Automate Desktop とは?
Microsoft Power Automate Desktop は、普段同じことや繰り返し行っている作業を自動化できるツールです。 Windows 10 や 11 をお使いであれば誰でも無料でお使いいただくことができ、専門的なプログラミングのスキルがない方でも少しのプログラムコードで開発できるので、誰でも手軽に自身の作業改善につなげることができます。
Power Automate Desktop の詳細については、下記 Microsoft の製品ページをご覧ください。
ロボティック プロセス オートメーション (RPA) | Microsoft Power Automate
イベント 特別講師
今回のイベントでは、特別講師として『はじめての Power Automate Desktop』や『できる Power Automate Desktop 』などの著書・監修を手掛けている 株式会社 ASAHI Accounting Robot 研究所から佐々木 伸明 氏をお迎えいたしました。
株式会社 ASAHI Accounting Robot 研究所
https://asahi-robo.jp/
イベントの様子
今回は、佐々木さんに練習用フローをご用意いただき、内容をその都度解説してもらいながら全員で同じフローを作成していくという形式で進めていきました。
佐々木さんには、作成画面の名称から作成時のポイントまで丁寧にご説明いただきました。中でもPAD初心者の私が印象的だったのは、
「フローは自分だけが利用するとは限らないので、メモ機能を活用して誰が見ても流れがわかるようにしておく」 ということ!
参加者は総勢9名。最初はやや硬い雰囲気でしたが、次第に佐々木さんからの「次にコンピューターにやらせることはなんでしょう!」などの問いかけに答えたり、ときには「なるほど…」と感嘆の声をあげたり、リラックスしながらも真剣に聴いていらっしゃる姿が印象的でした。
こちらの場面は、イベント終了後に参加者の方が佐々木さんに質問をしている様子です。誰かが質問をすると、周りにいた別の方も自然と聞く流れになり、参加者同士で話題を掘り下げたりみんなで疑問を解決したり…。
こういったラフなやり取りは、リアル会場だからこそ生まれるものだと思います。
アンケートより
アンケートにていただいた感想の一部をご紹介いたします。
- 実際のフローを作成した経験はあったが、レコーダー機能に頼って作成していたので、基礎的な部分から理由と合わせて学べてよかった。
- 汎用と応用という部分に触れながら進めていただいたので、変数の扱い方、どういう意味を持つのかなど、とても理解しやすかった。
- 細かな部品の使い方も教えてもらい、さっさく自分で作成したフローを修正したくなった。
特に普段からRPAツールをご利用いただいている方からは、理解が深まったとの嬉しいお声をいただきました。
その反面、初めてこういったツールを使った方からは、「難しかった」とのお声がチラホラ。難易度についての質問では、約4割の方が内容に対し「やや難しかった」と回答していました。
個人的には、ローコード・ノーコードとはいえコンピューターが相手となると、フローの組み立て方などそもそもの考え方にクセ(特徴)があると感じました。
参加者の皆様、改善につながる貴重なご意見をいただき、ありがとうございました!
おわりに
実は今回のワークショップ、DMでの告知をしてから2日と経たないうちに半数を超える応募があったんです。Microsoft Base Nagano では初となる RPAのハンズオンセミナーでしたが、こうした応募数や参加者の方々の姿勢、アンケートへの熱量から RPA の人気を強く感じました。
早くも次回の開催を期待する声も挙がっていますので、より良い内容でお届けできるよう、検討していきたいと思います。
Microsoft Base Nagano では、こうしたハンズオンイベントやウェビナーの開催はもちろん、地域のDX拠点となるべく、コミュニティイベントの主催・協力や会場貸出を行っております。
これまでに開催したイベントの詳細は、以下イベントレポートよりご覧ください。またイベント開催や施設貸出のご要望がございましたら、お気軽にお問合せください。