Azure OpenAI では、日々新しいモデルやバージョンのアップデートが行われており、モデルの精度も格段によくなってきました。特に GPT-4o は速さ・精度いずれも向上しており、使用を検討されている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。本記事では、モデル選択時の検討事項のひとつである ”デプロイの種類” についてご紹介します。
なお、本記事では GPT-4o で選択可能なデプロイ種類を紹介しております。GPT-4 や GPT-3.5-turbo 等では一部選択できない種類もございますのでご了承ください。
デプロイの種類の比較
各デプロイの種類と特徴は下記の通りです。
※1 グローバルは日本リージョンでは選択できません。
※2 データゾーンは日本リージョンでは選択できず、US または EU の国の指定のみ可能です。
(2024.11時点)
メリット・デメリット別に比較した場合は下記の通りです。
デプロイの種類 選択時のポイント
- データ処理のリージョンを気にせず、価格を抑えたい場合は「グローバル標準」がおすすめ
- 国外でデータ処理を行いたくない場合は「標準(Azure 地域)」または「プロビジョニング済み(Azure 地域) 」で日本リージョンを選択
- 待機時間を気にしたくない場合は、「グローバルプロビジョニング済み」または「プロビジョニング済み」がおすすめ
- 待機時間もリージョンも譲れない場合は「プロビジョニング済み(Azure 地域)」で日本リージョンを選択
- リアルタイム処理を求めない大容量のデータ処理には「グローバルバッチ」がおすすめ
GPT-4o や o1 モデルの登場に合わせ、過去に発表されたレガシーモデルの提供終了・非推奨が Microsoft から続々と発表されています。GPT-3.5 や GPT-4 などのレガシーモデルからの移行を検討される際にも、本記事を参考にしていただければ幸いです。
最新のモデル提供終了情報は下記を参照ください。
Azure OpenAI Service モデルの提供終了 – Azure OpenAI | Microsoft Learn
参考情報
Azure OpenAI Service のデプロイの種類について – Azure AI services | Microsoft Learn