Livestyle を活用してフルクラウド環境を実現。
保守管理の手間を省いてセキュリティも高める。

2006年から Livestyle を使い続けるドリームインキュベータ

株式会社ドリームインキュベータは、大手企業の戦略コンサルティングや新規事業の支援などのビジネスプロデュース事業を行っている会社です。

また、ビジネスとテクノロジーを融合させて価値を高める Technology & Amplify の事業も開始し、テクノロジー領域の社員が一気に増えたと株式会社ドリームインキュベータ 人事総務グループ マネージャーの久保添 健太郎氏は話します。「新たな Technology & Amplify事業を始めて、ここ1年で従業員数が約100人から約200人に倍増しています。テクノロジーなどのさまざまな知見を持った社員が入社し、多角的に企業コンサルティングなどの支援を行っています」。

ドリームインキュベータが Livestyle のサービスを使い始めたのは、2006年にさかのぼります。TOSYS は、2006年6月に Livestyleブランドを立ち上げ、HMC(Hosted Messaging and Collaboration)を使った共有型Exchange / SharePointホスティングサービスを提供していましたが、ドリームインキュベータは 2006年12月に同サービスを利用し始めています。「当時は20名ほどの従業員だったので、マイクロソフトの Windows Small Business Server(SBS)を使ってサーバーを運用していました。しかし、トラブルも多く、運用やメンテナンスにかかる手間を省きたいと考え、Exchange などを ASP(Application Service Provider)で提供してくれるサービスを探していましたが、TOSYS の Livestyle 以外のサービスはほとんどありませんでした」と久保添氏は振り返ります。

その後、現在に至るまで、Microsoft 365 や Windows 365の導入も Livestyleのサービスを利用しているドリームインキュベータは、TOSYS をどのように評価しているのでしょうか。

「 TOSYS も ASPサービスを始めたばかりで、我々に寄り添った対応や環境づくりをしていただいていたので、今後も付き合って行けるパートナーだと考えていました。その後さまざまな導入を TOSYS にお願いしましたが、ぶれることなく我々に寄り添った対応をしてくれているし、我々のことを理解した上での提案なども行ってくれているので、大変助かっています。サービスデスクなどに質問しても、迅速に的確な回答を返してくれるところも感謝しています」(久保添氏)。

株式会社ドリームインキュベータ
人事総務グループ
マネージャー
久保添 健太郎 氏

クラウド環境に注力することで、保守管理の手間を大幅に低減

2011年には専用型Exchange/SharePointホスティングサービスにアップグレードしたドリームインキュベータでは、2015年7月にMicrosoft 365(Office 365)を導入しています。

「ゼロトラストセキュリティをIT運用の根幹とし、セキュアかつ効率的な働き方を目指した結果、クラウド環境に力を入れ、フルクラウド環境を目指すようになりました。Microsoft Teamsなども活用して従業員が働きやすくし、ほぼすべての従業員がMicrosoft 365を利用して業務を行うようになっています。また、クラウド環境の中でどのようにセキュリティを担保すればよいかをTOSYSに相談したところ、Microsoft 365 E5 SecurityへのアップグレードとLivestyleのマネージドセキュリティデスクサービスを紹介してくれたので、2019年7月に導入しています」と久保添氏は説明してくれました。

また、2021年10月には、LivestyleのWindows 365導入支援サービスを利用しています。ドリームインキュベータでは、外部スタッフを使ったり、業務委託を行うこともあり、端末管理やデータのやり取りを安全に行う方法を模索していたといいます。「シンクライアントにVPNで接続する方法を検討していたところ、Microsoft より Windows 365 の提供が開始され、TOSYS がいち早く導入支援サービスを提供してくれました。Windows 365 を使うことで、社外のスタッフに PC やシンクライアントを提供する必要がなく、すぐに環境を提供して業務を開始できますし、物理的な故障やセキュリティの心配もありません。委託期間が終了したら権限を切るだけで、端末の回収などの手間を省き、資産をしっかりと守ることができます」(久保添氏)

課題1:サーバーの保守管理の手間とセキュリティの確保

解決:Microsoft 365の導入

フルクラウドでコスト削減を実現し、セキュリティも高めていく

Livestyle のさまざまなサービスを使うことによって、ドリームインキュベータではさまざまな効果が生まれてきていると久保添氏は説明を続けます。「当初の目的であった、ゼロトラストセキュリティを実現するためのフルクラウド環境を構築するという目的は果たせました。新型コロナウイルスの感染拡大の前に環境を整備できていたため、慌てることなく、サービスの構成を変えることなく、在宅勤務に移行することができました。コロナが落ち着いた現在でも、ハイブリッドワークで場所を選ばずに効率的に働くことを続けており、日によって変わりますが、3割から半数の社員が在宅で働いています。逆に全社員が出社してしまうと、会議室を使っても席が足りないという状態です」。

また、コスト面でも大きなメリットが生まれています。まず、ハードウェアの運用管理の手間がないため、その分の人件費などを抑えることができています。さらに、Microsoft Intune と Windows Defender を使うことによって、以前使っていたセキュリティソフトのコストをなくすことができ、よりセキュリティを高めることができているといいます。

2023年6月から、TOSYS では法人向けノートPC として VAIO の提供を始めていますが、ドリームインキュベータでは VAIO Pro VJ と VAIO Pro PK を TOSYS から約220台調達しています。「社外を飛び回って数字などの細かな作業を行うコンサルティングのために、軽量で高解像度のノートPC を探していました。コロナ禍や半導体不足といった状況の中、TOSYS は納期通りに納品してくれたので助かりましたね。また、他社に比べて保守の適用範囲が広く、安心して利用することができます。我々は、日本経済を元気にするための事業創造を行うという企業理念を掲げているため、その面でも国産のノートPC を調達できたのはよかったと思います。黒い筐体もかっこよく、社員の評判も良いようです」と久保添氏は説明します。

セキュリティ面でも、マネージドセキュリティデスクサービスによって、Microsoft 365 の最新のセキュリティ対策ツールを TOSYS が最適な状態で運用できるようにモニタリングし、セキュリティ分析や各種設定のアドバイスを行うため、安定稼働と社員を守ることができるようになっていると久保添氏は評価しています。

課題2:委託業務でのやり取りをスムーズに

解決:Windows 365の導入

AI なども活用しながらビジネスプロデュースを進めていく

今後は、Technology & Amplify の分野でAIも活用していきたいと考えているドリームインキュベータでは、Azure Open AI にも強い関心を持っています。「社内に Azure Open AI の環境を持つことで AI の知見やノウハウを蓄積し、お客様のビジネスプロデュースに役立てていく必要があります。Azure Open AI などの導入や活用、ノウハウなどのアドバイスも今後 TOSYS に支援していただきたいと考えています。TOSYS は、我々が欲しいと思ったときに新しいサービスをいち早く展開してくれるので、一緒に作り上げて進化していけることが多く、今後もよいパートナーとして付き合っていきたいですね。また、Azure Server も TOSYS とともに構築して、AI やその他の開発も行っていきたいと考えています。Technology & Amplify事業でテクノロジー領域を拡充していく必要があるので、その点でも TOSYS の支援に期待しています」と久保添氏は話します。

20年以上、日本経済を元気にするための事業創造を行い、企業の経営や事業創造を力強く支援してきたドリームインキュベータは、これからも多くの企業を支え、テクノロジーの力でその価値を高めていきます。

左から ドリームインキュベータ 久保添氏 / TOSYS 相馬

プロフィール

株式会社ドリームインキュベータ

代表者:代表取締役社長 三宅 孝之
設立:2000年6月1日
従業員数:143名(2023年3月31日現在)
本社所在地:東京都千代田区

「社会を変える 事業を創る。」をミッションとするドリームインキュベータは、一貫して、社会課題を解決し、日本経済を元気にするための事業創造を行っています。

ビジネスにおける最も普遍的で有益な戦略コンサルティングスキルと、インキュベーションで培われたリアルかつ当事者的な経営力を融合することにより、新たな事業や産業の創造、成長支援を行う「ビジネスプロデュース」を実践しています。2000年の創業時から「人々の役に立つ。利益を創出する。成長する。分かち合う。」ことを社是に掲げ、サステナビリティを重視してきました。この社是をすべての事業活動の指針とし、持続的な企業価値の向上と、社会を変える事業創造に取り組んでいます。


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