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CDN とは、Content Delivery Network の略で、ものすごく簡単に言うと Web サイトの表示が速くなるシステムのことです。
この CDN は多数のメーカーから提供されています。Microsoft Azure 上では、アメリカの Edgio社の CDN が提供されていましたが、Edgio社の破産によりサービス継続が困難になりました。その後、Akamai社が Edgio社の一部の資産を取得したために急遽発表されたのが、「Azure CDN from Edgio の廃止」という訳です。
なぜ必要?CDN
「そもそも CDN とはそんなにすごいの?」「無くてもWebページの表示はできるしコンテンツの配信もできるのになぜ使うの?」と疑問に思ったことはないでしょうか。
CDNを使う目的は主に2つあります。「表示速度」と「負荷分散」です。
Webサイトや配信サービスの規模が大きければ大きいほど、その必要性は高まります。
でもそこまで大規模ではないし、コストが…という場合はどうでしょうか?実は、Livestyleのサイト https://live-style.jp/ でも最近 CDN を導入しました。すると、経営陣の一人が変化に気付き、表示が速くなったと大絶賛!特に告知をしていないのに体感できる効果でした。
気になるお値段ですが、「正直やってみないとわからない」です。というのも、従量課金制であり、料金の内訳は毎月固定の利用料金+データ転送量やアクセス数、といった流動的な要素が含まれるためです。
CDN だけじゃない!縁の下の力持ち
Microsoft では、CDN を含めこれと近いソリューションを「負荷分散のオプション」として、主に以下の4つのサービスを挙げています。
- Azure Front Door(CDN)
- Traffic Manager
- Azure Application Gateway
- Azure Load Balancer
そして、どのシステムが必要なのかの判断基準は、対象となるサービスが次のどれに当てはまるかです。
リージョン | トラフィックの種類 |
---|---|
グローバル(複数のリージョンやハイブリッド環境) | HTTP(S) |
リージョン(単一リージョン) | 非HTTP(S) |
さらに、負荷分散だけでなくセキュリティも強化したい場合は、Web Application Firewall(WAF)の機能をオプションとして追加できるものもありますし、想定外の急なトラフィックの増加にも自動で対応してほしい!というニーズに応えるものもありますので、まずは目的を明確にすることが選定の第一歩となります。
適切なサービスを知る方法
Azure Front Door はリッチな部類のサービスになりますが、Azure ポータルで「負荷分散」と検索すると一問一答形式で必要なサービスを判定してくれる「負荷分散 – 選択に関するヘルプ」というガイドが用意されています。
1.「負荷分散 – 選択に関するヘルプ」よりガイドへ進む
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2.質問に「はい/いいえ」で答えていく
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3.お勧めのサービスが表示される
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判定の結果は単体サービスの場合もあれば、4つの内の複数を組み合わせた場合もあります。ご興味がありましたら試してみてください。
Livestyle では、Azure ポータルの使い方はもちろん、Azure の構築運用に関しても幅広く対応しておりますので、是非一度お問い合わせください。