旧来 Exchange Online PowerShell では、デフォルトで有効になっている、リモート PowerShell(RPS) が利用されてきましたが、2023 年 7 月をもって RPS プロトコルが廃止となる予定です。
コマンドラインを使用して、Exchange Online を管理されている場合は、現在のご利用状況を確認いただき、必要に応じて REST ベースの Exchange Online V3(以降 EXO V3) モジュールへのアップグレードをご検討ください。
1.EXO V3 モジュールのインストール有無の確認
Windows PowerShell を管理者として起動し、次のコマンドを実行し、EXO V3 モジュールのインストール有無を確認します。
Get-Module ExchangeOnlineManagement -ListAvailable
【対象】 既に EXO V2 モジュールがインストールされている 手順2へ
【対象外】 既に EXO V3 モジュールがインストールされている 手順3へ
2.EXO モジュールの差し替え
EXO V2 モジュールが既にインストールされている場合、アンインストールが必要となります。以下のコマンドを実行し、EXO V2 モジュールをアンインストールし、最新の EXO V3 モジュールをインストールします。
※ モジュールをインストールするか確認するメッセージが表示される場合は [Y] か [A] を入力して Enterキーを押下してください。
Uninstall-Module -Name ExchangeOnlineManagement; Install-Module -Name ExchangeOnlineManagement
【実行例】
コマンドにて、モジュールが最新となっていることを確認します。
Get-Module ExchangeOnlineManagement -ListAvailable
【実行例】 Version が 3.0.0 以上であることを確認
3.Exchange Online への接続テスト
下記コマンドにて EXO V3 モジュールを利用して、Exchange Online への接続をテストします。
Connect-ExchangeOnline
Exchange 管理者権限を持つアカウントでサインインします。
エラーが出なければ Exchange Online への接続は完了です。