Clipchampは、誰でも簡単に動画の作成や編集ができるソフトです。
Windows 11に標準搭載されているソフトですが、Microsoft 365 Enterprise (E3 および E5)または Business (Standard、Premium) の契約がある場合にもMicrosoft 365 のアプリ一覧から利用が可能です。
ここでは、Microsoft 365から利用する場合のClipchampの基本的な使い方「インポート」「動画のカット・削除」「エクスポート」とその他便利な機能をご紹介します。

利用するには
動画をインポートして編集できる状態にする
動画をカット・削除する
動画をエクスポートする
各ツールの説明

利用するには

1.Microsoft 365からClipchampにアクセスします。
左上のアプリランチャーを開いた際にClipchampが表示されていない場合は①【すべてのアプリを探索する】を選択し一覧の中から②【Clipchamp】をクリックします。
新規作成する場合は③【空のビデオ】をクリックします。

2.動画編集画面が開きます。

動画をインポートして編集できる状態にする

1.動画をインポートします。インポート方法は3種類あります。

<ファイルの参照から>
「メディアのインポート」横の①【V】をクリックし②【ファイルの参照】を選択します。
エクスプローラーが開くので③動画を選択し④【開く】をクリックします。

<OneDriveから>
「メディアのインポート」横の①【V】をクリックし②【OneDrive】を選択します。
OneDriveの画面が表示されるので、ファイルから③動画を選び④【選択】をクリックします。

<ドラッグ&ドロップ>
Clipchampを開いたままエクスプローラーを開きます。
動画を選択しクリックを押したまま赤枠の部分にドラッグ&ドロップで挿入します。

2.上記いずれかの方法でインポートが完了したら次は下の赤枠部分に動画をドラッグ&ドロップ、もしくは動画の【+】をクリックします。

3.タイムラインが次の様に表示されたら動画編集準備は完了です。

画面中央の各機能については以下の通りです。

No.説明
ファイルの名前変更
塗りつぶし、クロップ(トリミング)、ピクチャインピクチャ、回転、水平反転、上下反転
元に戻す、やり直す、スプリット(カット)、削除、複製
最初へ飛ぶ、5秒戻る、再生・一時停止、5秒進む、最後へ飛ぶ
動画サイズの変更

動画をカット・削除する

<動画をカットする場合>
カットしたい部分に①シーカー (白い縦線) を移動します。
②【シザー アイコン】をクリックすると動画がカット(分割)されます。
キーボードの「S」を押してもカットが可能です。

<動画を削除する場合>
削除したい①動画部分をクリックします。
②【ごみ箱アイコン】をクリックすると動画が削除されます。
キーボードの「DEL」を押しても削除が可能です。

カットした動画が削除されました。

動画をエクスポートする

1.動画が完成したら左上の【エクスポート】をクリックします。

2.次の画面で品質やファイル名、保存先を選択することができます。
選択が終わりましたら【エクスポート】をクリックします。

3.エクスポート中の表示が現れます。

4.エクスポートが完了しました。

共有・保存方法は以下の通りです。

No.名称説明
Microsoft Streamで公開Streamに動画を保存・公開
リンクをコピー動画のリンクをコピーし共有
ユーザーと共有ユーザーを選択してリンクを共有
ファイルの場所を開くOneDrive内の保存場所を指定
コンピューターに保存ローカルPCの保存場所を指定

各ツールの説明

画面左側の機能について(素材系)

No.名称説明
マイメディア 挿入する動画の一覧を表示
録画と作成 デバイスのカメラで撮影
テキスト 文字やテロップの挿入
音楽とサウンドエフェクト 曲や効果音の挿入
ストック動画 Clipchamp内に搭載されている動画
ストック画像 Clipchamp内に搭載されている画像
グラフィックス 背景色を変えたり注釈や図形の挿入
トランジション 動画切り替え時のアクション設定

画面右側の機能について(調整系)

No.名称説明
No. 名称 説明
オーディオ音量の調整
フェード動画切り替え時の速度
フィルター特殊効果を付ける
効果動画内に動きを付ける
色を調整コントラストや彩度を変える
速度動画の速度を変える
トランジション⑧と同様
背景の色を変更する

※Clipchamp に興味を持たれた方は、下記の公式ページをご参照ください。
Windows 向けの Microsoft Clipchamp