Microsoft の公式ブログにて、2025年9月にクライアント送信による基本認証 (SMTP AUTH) のサポートを完全に終了することが発表されました。
Exchange Online to retire Basic auth for Client Submission (SMTP AUTH) – Microsoft Community Hub
サポートが終了すると、基本認証(SMTP AUTH)を利用したメールの送信が出来なくなりますので、複合機や外部システムからのメール送信に Microsoft 365 アカウントを利用している場合は注意が必要です。
Q & A
- Qサポートが終了すると、どんな影響がある?
- A
基本認証 (SMTP AUTH) を利用したメール送信ができなくなります。
具体的には、当ブログの過去記事にて掲載している「方法1: SMTP AUTH クライアント認証を使用して送信する方法」が使用できなくなります。
プリンターや複合機のメール送信機能で Microsoft 365 アカウントを使用する方法 – Livestyleクラウドサービス (live-style.jp)
- Qサポート終了までに何をする必要がある?
- A
OAuth (Open Authorization) 認証へ移行する必要があります。
OAuth 認証へ移行するには、クライアントアプリケーションが OAuth 認証をサポートしている必要があります
- Qサポート終了期限を過ぎるとどうなる?
- A
エラーメッセージが表示されてメール送信ができません。
サポート終了後に基本認証を利用しようとしても、クライアントアプリ側で下記のエラーメッセージが表示され、アプリケーションとデバイスは認証方法として基本認証を利用出来なくなります。
エラーメッセージ:550 5.7.30 Basic authentication is not supported for Client Submission.
- Q引き続き基本認証を使用したい場合は?
- A
「Microsoft 365 高ボリューム メール」もしくは「Azure Communication Services」を使用するか、ハイブリッド構成にオンプレミスの Exchange Server がある場合はそちらを使用することになります。
サポート期限の延長はない!
Microsoft 公式ブログのよくある質問において、「基本認証は永久に無効化されるため有効には出来ません、サポートに問い合わせても有効には出来ません」と記載があります。必ず期限までに移行を行う必要があります。
基本認証終了までのスケジュール
◆ 2024年9月
Exchange 管理センターの Clients Submission Report を更新することにより、Exchange Online へのメール送信に基本認証または OAuth のどちらが使用されているかが表示される
参考:SMTP AUTH クライアント レポートについて
SMTP AUTH クライアントは、Exchange Onlineの新しい EAC でレポートします | Microsoft Learn
◆ 2025年1月
クライアント送信(SMTP AUTH)で基本認証を使用しているテナントにメッセージセンターから警告が送信される
◆ 2025年8月
基本認証を無効にする約30日前になってもまだクライアント送信(SMTP AUTH)で基本認証を使用しているテナントに再度メッセージセンターから警告が送信される
◆ 2025年9月
Client Submission (SMTP AUTH) エンドポイントの (smtp.office365.com および smtp-legacy.office365.com) の基本認証サポートが終了する