
Teams でファイルを共有しようとした時に、以下2つのシーンは似ているようで大きな違いがあります。
よく見ると画面に表示されるボタンも異なっていることにお気付きでしょうか。
- チームのチャットで OneDrive にあるファイルを共有する
- 個人チャットで OneDrive にあるファイルを共有する

表示されるボタンの違い
まずは「1.チームのチャット」の画面です。

そして「2.個人チャット」の画面です。

データの保存先が違う!
これは、Teams 上のデータが「1.チームでは SharePoint サイトへ保存」され、「2.個人チャットでは送信者自身の OneDrive for Business へ保存」されるためです。
個人チャットではファイル共有の際に「OneDrive」を選択すると、データは既に OneDrive for Business 内にあるため、「コピーをアップロード」のボタンが表示されず、該当のデータが「共有」される動作になります。
共有されると、相手側へは組織レベルで設定された既定のアクセス許可が付与されます。
なお、個人チャットでファイル共有をする際に「OneDrive」ではなく「コンピュータからアップロード」を選択した場合は、送信者の OneDrive for Business に作られた「Microsoft Teams チャットファイル」フォルダー内に格納されます。

その他のデータの保存先
ファイルの他にも色々なデータがあり、それぞれ以下の場所に保存されています。
コンテンツ | 保存先 |
---|---|
プライベート チャット (個人チャット) | Exchange ユーザーのメールボックス |
標準チャネル チャット (チームのチャット) | Exchange チームのグループメールボックス |
画像、メディア | Azure ベースのメディア サービス |
チーム、チャネルの共有ファイル | SharePoint Online |
個人チャットの共有ファイル | 送信者の OneDrive for Business |
ボイスメール | Exchange ユーザーのメールボックス |
ミーティングの記録 (レコーディング) | 現在:Microsoft Stream 今後:OneDrive およびSharePoint Online * 2021年初頭までに、段階的に移行予定 |
カレンダー | Exchange ユーザーのメールボックス |
連絡先 | Exchange ベースのクラウド データ ストア |
テレメトリ | Microsoft データウェアハウス * 顧客情報は含まない |