企業の Webサイトはもちろんのこと、少し前から様々な Webサイトの常時 SSL が必須になってきています。また、ブラウザによっては SSL 未設定のサイトにアクセスすると警告が表示されるなど、ユーザー側にも意識を促すような設定が見られます。
SSLとは:データを暗号化して送受信する通信手段。WebサイトのURLが「https」から始まる。
Webサイトを SSL化するためには SSL証明書が必要ですが、最低でも数万円、かつ定期的な更新が必要で、費用面でも運用面でも負担があり SSL化が広がっていない状況も見受けられます。
そこで、SSL化を広めるためにアメリカの非営利団体 ISRG が Let’s Encrypt というサービスをリリースし、無料で SSL証明書を利用できるようにしました。
「通常費用がかかるのに無料で使えるなんて怪しい……」と思うかもしれませんが、SSL を一般化しようとしている GitHub、Google、Meta、AWS、Cisco 等々、大手企業がスポンサーとしてついているためご安心ください。証明書の機能やセキュリティ強度も、通常の SSL証明書と変わりありません。
とは言っても、まだまだ知られていない団体の証明書を使うのは、企業としてどうなのか気になる方もいるかと思います。
そんな方には、Azure の SSL証明書のご利用をお勧めいたします。Azure では、アメリカの企業である「GoDaddy」社の証明書が利用できます。条件はありますが無料で使うことも可能です。
Azure の SSL証明書(App Service証明書)のメリット
信頼性
GoDaddy社は、ドメイン登録数が世界一の企業です。また、Microsoft社がその証明書を取り扱っているということで、日本の企業であるグローバルサインと同じく信頼性が高いと言えます。
証明書費用が安い
Azure App Service で利用する証明書であれば、無料で利用可能です。
サーバーやアプリケーションなどで利用する場合は 1つ 8,090円(2022年3月時点)、ワイルドカード証明書の場合でも 1つ 34,678円(2022年3月時点) と、いずれも他から購入するより安価です。
証明書のエクスポート可能
Azure App Service での利用はもちろんですが、証明書をエクスポートしサーバーやアプリケーションでの利用も可能です。
※ 無料の SSL証明書はエクスポートできません。
Webサイトへ SSL証明書の導入をご検討の際は、ぜひ一緒に Azure App Service もご検討ください!