
Microsoft Teams の会議に参加しながら、資料の確認やメール対応、さらには別のアプリでの作業を同時に行う場面は、多くの方にとって日常的なものではないでしょうか。
私自身も日々の業務の中で、会議に参加しつつ別作業を進めることがあります。特に、会議が傾聴中心で進む場合には、常に会議画面を前面に表示しておく必要はない一方で、発言者の切り替わりや参加状況は把握しておきたいと感じる場面があります。
しかしながら、会議ウィンドウを最小化すると、今の会議の雰囲気が分かりづらくなったり、発言やリアクションを行いたいタイミングで、あらためて画面を元に戻す必要が生じたりします。こうした一つひとつは小さな操作ですが、会議のたびに繰り返されることで、作業の集中を妨げてしまう要因になることもあります。
Microsoft Teams では、こうした「会議に参加しながら作業を続ける」という実際の利用シーンを踏まえ、会議表示の改善が段階的に進められています。
直近のアップデートでは、会議ウィンドウを最小化した状態でも、必要な操作や最低限の会議状況を把握できるようになり、会議参加と他作業をより自然に両立できる環境が整いつつあります。
Teams 会議の最小化時の新機能
具体的には、Teams 会議のウィンドウを最小化した状態でも、会議への参加操作が行えるようになります。会議画面を元に戻さなくても、手を挙げたりリアクションを送信できるため、他のアプリで作業をしながらでも、会議への関与を続けることが可能です。
また、最小化表示には、最大4人の参加者のビデオを表示できる「拡張表示」と、画面占有を抑えた「コンパクト表示」の2種類が用意されており、利用者の作業スタイルに応じて表示を選択できます。
なお、この変更は、会議中に画面共有を行っている場合の操作には影響しません。
操作画面の比較
【全画面表示時】

【最小化時】
赤枠で示したスペースから、拡張表示またはコンパクト表示を選択して操作できるようになる予定です。

※ 本画像は、実装前の画面をもとにしたイメージです。
実際の表示内容や操作位置は、環境や今後の更新により異なる場合があります。
アップデート スケジュール
今回の Teams 会議の最小化表示に関するアップデートは、Microsoft Teams デスクトップ版(Windows/Mac)を対象として、2026年5月中旬から段階的に公開されています。
公式情報では、2026年6月下旬までに順次展開が完了する予定とされていますが、段階的なロールアウトのため、同じ組織内であっても利用できるタイミングに差が出る場合があります。
また、当該時期までにすべてのユーザーで必ず利用可能になることを保証するものではありません。
まとめ
このアップデートは、Teams の会議体験そのものを大きく変えるものではなく、あくまで「最小化したときの操作性」を改善するためのものです。
会議を最小化している間でも、手を挙げたりリアクションを送ったりといった基本的な操作が行えるようになることで、会議に参加しながら別の作業を進める際の負担が軽減されます。
なお、画面共有中の挙動や会議の進行方法そのものに影響はなく、特別な管理者設定も必要ありません。
既定で有効化されるため、ユーザーはアップデート後、自然な流れで新しい最小化表示を利用できるようになります。
